東証株価指数について
インデックスファンドで使われる日本株の指数で代表的なものは、日経平均株価と東証株価指数です。
日経平均株価は、日経平均株価225種、日経225とも呼ばれます。
1949年の東京証券取引再開以来継続している指数で、一般に最もなじみの深い指数です。
225銘柄の修正平均株価で、採用銘柄数は全銘柄の約1/7程度のため、一部の値がさ株の値動きに影響を受けやすいのが難点です。
修正平均株価とは、株価の権利落ちや銘柄の入れ替えなどがあっても連続性を失わないように工夫されたものです。
東証株価指数は、1969年7月から公表されています。
東証1部に上場している全銘柄が対象です。
東証株価指数はTOPIXとも言います。
上場株式数でウエイトをつけた一種の時価総額指数です。
1968年1月4日の時価総額を100として、当日の時価総額がどれだけになっているかを示します。
単位はポイントです。
日経平均株価と違い、一部の値がさ株の影響を必要以上に受ける恐れはありませんが、時価総額が大きい株式の影響を受けやすいです。
2005年10月、2006年2月、2006年6月末の3回に分けて浮動株を基準とした指数に段階的に衣替えされています。
浮動株とは、金融機関などと持ち合っている固定株を除く実際に市場で売買が可能とみなされる株式のことです。
時価総額とは、上場各銘柄の株価に上場株式数を掛けて合計したもので、株式市場の規模を知ることができます。
このような指数に連動するよう設計されているのが、インデックスファンドなのです。
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